任意整理

原則として引直し計算後の元金だけを返済するよう業者と直接交渉すること、過払金を取り戻すことを業者と直接交渉すること」で、裁判所を利用しないことが一番の特徴です。
取引の全てを利息制限法の制限利率で引き直して計算します。
その計算された金額によって、貸金業者と電話、FAXのみで交渉をするのが任意整理です。
引き直し計算をしたことによって借金がまだ残っていた場合で一括弁済が困難な場合は、分割での返済を交渉します。
その時、貸金業者との交渉で、原則、債務整理以降の利息(これを将来利息といいます。)をつけないことができる、つまり、元金のみの返済でもよい場合もあります。
引直し計算をしたことによって過払状態であったときは、過払金の返還請求の交渉をします。
ただ、この場合は訴訟を起こした場合に比べ、かなり低い金額(数%~80%程度、稀に元金程度)でなければ交渉が成立しないのが現状です。

原則任意整理は裁判所を通す必要がないので、司法書士などの専門家に代理を依頼することで、家族や親族にできるだけ知られることなく手続きを済ませることが可能なことも特徴のひとつです。
デメリットとしては、引直し計算しても借金が残った場合、借金の事実、債務整理の事実が信用情報機関に登録されてしまう、いわゆるブラックリストに載ることで、5年間程度は金融機関での取引がスムーズにいかなくなるでしょう。
例えば新しいカードを作ったり、ローンを組むのが難しくなるような事態ですが、だいたい5年もすればそのような事もなくなり、普通に金融機関と取引ができると言われています。
また、借金を圧縮したとしても、数年の間に返済の見込みがないような方の場合、任意整理はお勧めできません。(目安としては、3~5年以内の分割返済です。)
そのため、任意整理はあくまで返済能力がある方のための債務整理といえるでしょう。